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2019年6月28日 (金)

像と像

また、あいだがあいてしまった。

過日、『戦後俳句を聞く② 〜竹中宏の「写生」と「定型」』へ。竹中さんの句集「アナモルフォーズ」は、私の読んだ俳句集のなかでは最も難解だったので、読みのヒントを求めて参加した。

竹中さんの俳句観が、主に師である中村草田男との違いから語られた。
「私の俳句は、粘質、粘り気をどう確保するかがポイント。反発し合うもの、異質なものがどこで混じり合うか」
「表に出している部分だけでなく、重層的にしている。表に出さないことが、私の俳句」
「私にとっての定型は、五七五を越えていこうとするエネルギーと、五七五に戻りたがるエネルギー。そこを確かめながら作っている」
尊敬する師に学びながら、自身の俳句を確立する……、結社で活動する理想型をみた思いがした。
無所属は、川柳観の問い返しが弱くなることを心しておこう。

「アナモルフォーズ」……像がすこし立ち上がってきた。

 おでんの具塔は五臓を重ねて串  竹中宏

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