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2019年7月29日 (月)

抜け殻

7月はとにかく盛りだくさんだった。そして、お決まりのように家族のアクシデントも重なって、はちゃめちゃ。何とか乗り切って、今日は抜け殻。

葉ね文庫「葉ねのかべ」は、升田さんのインスタレーションのような作品展示と、川柳は音声。ボタンを押すと、朗読が流れ出す。津軽海峡で歌謡碑のボタンを押すと、「♫ごらんあれが竜飛岬北のはずれと〜〜」と流れ出すあの感じ。朗読は、ダンサーのエメスズキさんにお願いした。清荒神の境内のにちいさな川辺で録音したので、水音とお寺の鐘の音も入っている。
オープニングイベントでは、升田さんとエメさんによる「漂流詩」という、ことばに触発されて動く即興のダンスも披露された。本棚の隙間から覗くダンス。からだの一部だけを見るダンスは、声も肉体の一部となって、会場の空気を一変させた。「のぞき見る」という行為は、何か特別な感覚を呼び起こす気がする。私は「ひびくじ」を作った。朗読の10句のうちのどれか1句が当たるしくみになっているので、おたのしみください。

ギャラリー島田「ことばのミニアチュール」もはじまった。時里二郎さん、佐藤文香さんと三人三様の直筆原稿が並ぶ。来場者も、「わたしの万有引力」のテーマで、ことばを残せるコーナーあり。さすがにギャラリーのお客さまは、紙を折ったり貼ったり、イラストが添えられたりと見応えあり。こちらのオープニングはポトラックパーティー。紅茶豚を作って参加。紅茶豚は、豚もも塊肉を紅茶で煮て、酢、しょうゆ、みりん、(1:1:1)に一晩浸けるという超簡単料理。のはずが、慌てすぎてティーバッグを箸で破ってしまって、豚が紅茶の葉まみれになって時間をとられた。

神戸新聞のエッセーは、ゲラ校正でちょこっと修正するつもりが、大規模修繕工事みたいになって、初めて差し替えていただいた。松江川柳会の誌上大会も、選評を差し替えていただいた。慣れないイベントやトークの不安と、終ってからの反省の嵐で、書いたものにも自信が持てなくなったのかもしれない。

さいごのイベントは、詩人四元康祐さんとと、「川柳と詩 真夏の夜のめぐり逢い」と題したトークイベント。当日に合わせて、連詩に挑んだ。こちらも、私は途中も、書き終えてからも自分のところに手を入れさせてもらった。川魚の四元さんと、川べりの柳の私という設定は、四元さんの魚の自由さと、そこに固定された柳の宿命が、そのまま二人の違いのようにも感じた。こころも、ことばも、もっと自由になりたい。

歌人の牛隆佑さん、詩人の櫻井周太さんとは、「フクロウ会議」という冊子を制作中で、8月末に完成予定。ジャンルも違うし、世代も違うし(お二人とも若い!)、いっしょに活動をすると、作品だけでなく、批評についてや印刷物についてなど、詩歌の周辺のことにも発見が多い。これからは、ジャンルを超えたユニット活動も、もっと出てきそうな予感。

7月は絞り出したので、しばらくは句集や本をゆっくり読みたい。撮り溜めたビデオも観たいし、ぼお〜っとしたい。でも、母が来るのだな……。

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