2018年7月15日 (日)

おしらせ

川柳は今、空前の句集ブームを迎えていますが、関西の若手俳人と俳誌「オルガン」メンバーによる句集について考える会が開かれます。句集を出したい方、迷っておられる方はぜひ!

また翌日には、「オルガン14号刊行記念トーク&句会」も。どんな句と出会えるのか、どんな話が飛び出すのか、たのしみです。

 関西現代俳句協会青年部勉強会

 「句集はどこへ行くのか」

そもそも近世俳諧の時代、発句集は一門の合同句集が一般的でした。
個人句集の発展は、きわめて近代的なメディア文化の所産と考えられます。
時は移り、現代。
インターネットの普及にともない、紙の本をめぐる状況はおおきく変わりつつあります。
出版不況といわれ、町の本屋が姿を消しつつある一方、新たな試みをする個性的な書店も増えています。
このような時代のなかで、「句集」文化も変化を迎えています。
句集はどこへ行くのか。誰によって、どう読まれるのか。
さまざまな視点から話題提供をいただきつつ、「句集」について考えます。

話題提供
田島健一・鴇田智哉・福田若之・宮﨑莉々香・宮本佳世乃
八上桐子・野口裕・牛隆佑・岡田一実・久留島元、ほか  

■ 日 時
2018年7月21日 (土) 14:00~ 

■ 会 場
梅田パシフィックビルディングB室(6F)(大阪市北区曽根崎2-5-10)  
地下鉄谷町線東梅田駅7番出口、徒歩3分/JR北新地駅F85出口、徒歩3分
>>地図(別ウインドウ)
>>Googleマップ

■ 参加費
800円

■ 申込・問い合わせ
E-Mail : seinenbu@kangempai.jp

■ 主 催
関西現代俳句協会青年部

『オルガン14号』刊行記念トーク&句会

■ 日 時

2018年7月22日 (日) 13:00~  

■ 申込・問い合わせ 

梅田 蔦屋書店

■ 主 催

蔦屋書店/関西現代俳句協会青年部共催

2018年7月13日 (金)

散歩の歌

村田喜代子、おもしろい!

毎日犬の散歩に行くと歌が出る。私の作った犬のテーマソングだ。「猫、猫、猫、猫が食いたい!」と歌って行く。そうだ、そうだと犬も尻尾を振り立て高揚して歩く。途中で猫に会うと歌詞を変更。「ネズミ、ネズミ、ネズミ、ネズミが食いたい!」と猫用も歌ってやる。汝のままに行け。生きものみんな仕方ないだろうと思うのだ。「異界飛行」村田喜代子 (講談社)

今日は、仕事の修正や、やり直しばかり。50句選句して並べたはずのものが1句足りなかったし、エッセイは深海かというくらい暗いものに…。気分転換に、夜道を散歩しながら歌ってみた。「馬、馬、馬、馬が食いたい!」。なるほど、高揚する。ほんとうに食べたくもなる。馬刺〜。たてがみ〜。

ところで、村田喜代子さんは俳句も書いておられるようだ。ぜひとも、読んでみたいものだ。

2018年7月10日 (火)

ボツ

川柳文学コロキュウム創立15周年記念 全国誌上川柳大会の発表誌が届く。

私が推敲に推敲に推敲を重ねた句が全ボツで、青が締切間際の出勤前にうろうろ書いた句が特選て…。ボツはいいんだけど、むかつく。しかも、私の大好きな「マンボウ」使ってるし〜。
記念に、ボツ句をあげようかと思ったけど、潔く捨ててぼつぼつ出直しますわ…。今日締切の5句が、ぜんぶ自信なくなったわ(笑)

2018年7月 7日 (土)

しずく

雨が止まない。ずっと雨音を聞いている。

昨日、オウム真理教の元代表、教団幹部ら7人の死刑が執行された。江里昭彦さん発行の「ジャム・セッション」第12号(2018年1月31日発行)に掲載されている、中川智正死刑囚の俳句を、もう一度読む。

    紫陽花の蕾の脇を風呂上がり

    同室が誰とは知らず蠅生まる

    親鹿の声よと森に母の声

    ひるげどき白鶺鴒がふねのへり

    クロールに息継ぎのあり日の平和

    ハモニカを吹く今生や虫時雨

犯した罪は、消えることはありません。ましてや被害者やご遺族にとっては、刑の執行でかなしみが癒えることもないでしょう。

お経のように、雨音が途切れない。一粒の雫のように、そこへ辿り着いてしまった中川智正氏のご冥福をお祈りします。

2018年6月20日 (水)

村中の雨の空家を聴かないか

つづきの会、雑詠。

夕べから、雨が続いている。地震で被害のあった地域への影響が心配。本震はこれから…という情報もあって、どこか落ち着かない。

昨日は、朝からバレエ。あゆみ先生は「こんなときにこそ、美しい音楽を聴いて、美しく踊って、心を強くするのです」と、基本的なコンビネーションで「魅惑のワルツ」を通して踊った。
それから、つづきの会へ。元気な顔がそろって安心する。作品について、他者から評されて気づくことはよくあるけれど、選については少ないように思う。「『てにをは』に厳しい選をしている」との指摘を受けた。このところ作品を書く時に、助詞を外すことも含めて、こだわっているせいかなと思う。言われてみれば、助詞の一文字に、ときめいたり、がっかりすることも多い。たった一文字の働きが、めっぽうおもしろいのだ。

地震の夜、青に言われて、はじめて避難袋を作った。適当なリュックがなくて、海水浴ですか?みたいなバッグに詰め込んだ。どうか使わなくて済みますように。

2018年6月15日 (金)

こうふく

近ごろ学校へ行けていないというYちゃんとイオンモールへ。
いっしょにクレープを食べて、ペットショップ、本屋、パン屋をぶらぶらして帰る。駅前の異国の鐘の後ろに白ツメ草が咲いていた。四つ葉のクローバー探しは、唯一と言ってもいい私の特技。Yちゃんと二人で10分ばかり探すが見つからない。今日はあきらめるかと帰りかけたとき、あった〜!!!  ちいさな空地がくれた幸福。

2018年6月13日 (水)

空と空

神戸市立小磯記念美術館、「神戸市立博物館所蔵 洋画セレクション」へ。

小学生(3年生くらい?)の課外活動といっしょになる。学芸員さんが、今回の展示について解説。裸婦が何点かあったので、どんな風に説明されるのかと思ったら、するっととばされた。ひと通り解説が終ると、各自好きな作品を選んでA4の紙に模写をはじめる。
男子に一番人気は、迫力のある「猛虎」。6人が座ったり、寝そべったりして描く。次は、威勢のいい「薩摩鶏」で5人。女子は、さわやかな「日の出」に7人。「カーニュの丘」の前に、男子が1人。えんぴつを目の前にかざし、画家のような仕草。絵画を習っているのだろか?
次の部屋にも小学生たちはいた。付き添いの先生が、「どうぞ前で見てください」とおっしゃるが、なかなか見にくい。男子は魚の「さより」に集中。女子は、「花」や「人形」だった。さいごの部屋は、風景画中心で、男子の人気は「夏山」「砂丘」「水牛」「船」、女子はやっぱり「花」。すでにジェンダーは形成されているのか…。
早々と描きあげて、あそびはじめた子らを廊下に連れ出して先生が注意する。まだ描けていない子たちは、「時間ない、やばい、やばい」と焦る。最初の部屋の「カーニュの丘」を見に戻ると、まだ空のほんの一部しか描けていなかった。

ポートライナーから見た空は、カーニュの丘の空の青とよく似ていた。彼はきっと、あの空と雲を気に入ったのだろう。

2018年6月 9日 (土)

モリ

先日、画家、熊谷守一氏の甥御さんという方とお話しした。言われてみると、お顔立ちも似ていらっしゃる。「やっぱり、守一作品もお持ちなんですか?」と俗な質問をすると、一風変わった作品が1点あって、その作品について守一の妻は、「どうしてあんなヘンな絵をお兄さんとこにあげたの?」とおっしゃったとか。どんな絵か気になる。

映画『モリのいる場所』の山崎努さんはそっくりと思ったけれど、お身内が観るとやはり似てないそうだ。…映画館を出て、ビルの谷間の雨をしばらく眺めながら、雨音を聴いていた。

2018年6月 6日 (水)

ルーツをたずねる

今年1月、伯母の葬儀に参列しなかった母が、やっぱりお線香を上げたい、もう一度兄にも会っておきたいと言い出し、母を連れて高知へ。

91歳の伯父(母の兄)が、妻を亡くして弱っていないか…と案じていたが、杖をつきながら、掃除、洗濯をこなし、花好きの伯母が丹精していた庭を見事に手入れしていた。
75歳まで大工をしていた伯父は、その職業柄か、身の回りをきちんと整理整頓し、運動機能の衰えを工夫して暮していた。たとえば、朝ベッドから起き上がる時、膝と腰が伸びないらしい。そこで、寝る前にベッド脇のタンスの上から2つ目の引出しをすこし開いておき、まずベッド脇に腰掛け、反動をつけてその引出しに掴まって起き上がるというのをやってみせてくれた。引出しの中には、洋品店の商品のように畳まれたシャツが3列にぴしっと並んでいた。「死ぬまでは、生きなしゃあないろ」、さらっと伯父は言う。

今回の旅の目的は、もう一つ。母の生まれ故郷の日高村を訪ねること。本人曰く、65年ぶり。小高い山の中腹の家で、小学校まで1時間半歩いたと何度も聞いた。数年前、鬱になったときは、あそこなら誰にも分からずに死ねる場所があると言っていた。そんな場所きっともうなくなってるよ…と話したものだった。
仁淀川を越えて日高村へ。山から水路伝いに下りて来たら、米屋があったからここだと言うところを上る。途中から車は通れなくなり、夫と青が先を見に行ってくれることに。1時間ほどして、靴をどろどろにして家などなかったと戻ってきた。途中で出会った村人に聞くと、一つ向こうの山だろうということだった。
その山も途中までしか車で入れず、母はもうだいたい分かったからいいと言うが、青はこんなチャンスは二度とないのだからあきらめちゃダメだと言う。その夜宿で、青が航空写真で現地を確認。山の上の方に家が見えると言う。
翌朝、村役場で車で登る道を聞いて、再チャレンジ。車1台がぎりぎりの山道。谷に落ちないか、ハラハラ…。母は何度も、もういい、戻ろうと言うが、Uターンもできない。10分ほど登っただろうか、崖に母の旧姓のお墓が出てきた。さらに登ると、カーブの先に光が射してきて、曲がり終えるといきなり家が出てきた。
Img_1294_2 「ワタルさんとこや」。車を止めると、転がるように飛び出した母が、小鳥のような足取りで坂を上ってゆく。「ここが宮さん…」「ここがワタルさんとこで、ようお風呂もらいに来た。ここにお風呂があって、柿の木があって…」と記憶の扉がひらいた様子。玄関脇の箱に「充実野菜」のペットボトルが山のように詰み上がり、ラクダ色の洗濯物が人間の皮のようにぶら下がり、空家ではなさそうだったが、お留守だった。すぐ下にもう一軒家があり、納屋で農作業をしている人影が見えた。
Img_1298_2 「すみませ〜ん」と母が声をかけると、振り向いたおばあさんが、いきなり「マサちゃん?」。「え?、ミッちゃん?!」。幼なじみとの65年ぶりの奇蹟の再会。涙ぐむ青。6軒あった集落は、今は2軒。母の生家はなくなっていた。

母は、祖母のお腹にいるときに父親が船の事故でなくなっている。祖母はとても育てられないと悲観して、何度も崖から飛び降りたものの、お腹はずんずん大きくなったと晩年笑っていた。母の子守りのために、小学校に一年遅れで入学した伯父。貧しくて、小学校にクラスで2人だけお弁当を持って行けず、校庭で遊んだという母。それぞれの苦労が、山の険しさ、学校、町の遠さとともに迫った。

2018年5月18日 (金)

薔薇

まだ子どもが赤ん坊だった頃、3年ほどグループ活動をともにしたPさん。還暦を機に結婚することになり、親交のつづいているメンバーの発案で祝福のメッセージアルバムを贈ることになった。すっかりごぶさたの私も仲間に入れていただくことになり、昨日はメッセージに添える写真撮影に市内を散歩。

ついでと言ってはなんだけど、伊丹市立美術館で開催中の「ソール・ライター」展からスタート。ソール・ライターの写真は、何気ない日常から一瞬の美を写し取る 。鏡越し、ガラス越し、雨の向こう 、雪の向こう…遠巻きにとらえる被写体。さらに、どこか欠けていたり、一部分だけだったり、全部は写さない。映っていない部分や、その前後へと時空がひろがる。だれかの俳句と似ている…だれだろう?

すっかりソール・ライター気分で、白い花をパシャパシャ。そうだ、バラ園!見頃のはず!と思い出し、バスに飛び乗る。Img_1261_2
バラの香りに包まれて、お祝いのメッセージを書く。バラ越しのバラ、人、夕陽…。とても素直な気持ちで、おめでとうと書けた。

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