2017年7月19日 (水)

電池残量チェッカーの針振れて蝉

川柳の書き方はそれぞれで、句会などでメイキングが明かされることがある。
「ことばの川柳」「ことば派」と呼ばれる書き方があるけれど、ほんとうにことばから書くんだ…と少々驚いた 。とても重い内容の句が、ファッションコーディネートのように語られたせいでもある。

タイトル句の「電池残量チェッカー」。これは、友人と川上弘美の小説「センセイの鞄」の話をしたときに、電池残量チェッカーエピソードを思い出して使ってみたくなった句材。私はほとんど、モノや、ことからの発想で書いてきた。
句材としてのことばに、ことばを合わせていく、つないでいく書き方は、たしかに無限で、思っても見なかった世界が立ち上がるおもしろさも感じる。
出来上がったものに実感が生まれる感じなのかな…。ことばからの書き方も一通りではないだろうし、とにかく書いてみないと…。

2017年7月18日 (火)

隙間なく触れ合っている海と闇

うみの会、兼題「海」。

神戸であたらしい句会がスタートしました。

神戸港開港150年の海の日、「うみの会」は「読み」の句会です。
きっかけは、またしても酒の勢い。樋口由紀子さん、妹尾凛さんと、神戸新聞のHさんと川柳とは別件で集まった折、当然、川柳の話にもなり、そのときはすでにかなりジョッキをあけており、クイーン・エリザベス号くらい気が大きくなっており、やっぱり句会!、そうだ、句会!日本一怖い句会!それだー!と意気投合。そして、かなり大雑把な三人は、メールのやりとりだけで開催日を迎えたのでした。
歌人1名、俳人2名を含む14名。選も意見も大いに分かれて、刺激的だった。
印象に残ったことはまた後日書くとして、私の句はどうも俳人好みであるらしい…。

2017年6月30日 (金)

 寒天の小部屋親族会議中

帰らねばならない、帰りたくない母へ青の提案。

「おばあちゃん、これかぶって帰り。会わせる顔がありません…て」。座布団2枚!!
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2017年6月29日 (木)

初夏の鳥の一日あれば済む

母の襲来で、あれこれ滞っている。神さま、私に鳥の一日をください。

テレビの音量の数字はどこのメーカーも同じだろうか?母の音量は45。朝のワイドショーにはじまり、夕方まで同じような番組ばかり見ている。リビングのドアを閉めていても、「このハゲ〜〜〜!」「ちがうだろーーーーー!」「そんなつもりはないんですぅ〜〜」が耳に入る。集中できやしない。今日は新バージョンが流れてきた。「どうしてそんなことにな・る・の・か・な〜〜」。知・ら・ん・が・な〜〜〜!である。

そして母はというと、お昼前と3時ごろには必ず寝ている。テレビを消すと起きる。それでいて、眠剤を飲まないと眠れないと言って、夜は薬で眠る。これは、夫の母もまったく同じ。老人の闇は深い。

2017年6月26日 (月)

更地濡れゆくデーモン閣下の頬

ねじまき句会、題詠「頬」。

歯が1本抜けたみたいに、建物がなくなる。風景がちょっと間抜け。
差し歯みたいにしばらくしたら、それなりに馴染む新しい建物。街も肉体みたい。
この街は、人で言うと60代くらい。だから、今の私には、ちょうどいい感じ。

2017年6月22日 (木)

いじわるばあさんはつくづくいちじく

つづきの会、雑詠。

いちじくの木を見なくなった。いじわるばあさんも、いなくなった。いじわるばあさんというのは、痛快で自覚のあるいじわるばあさん。自分ではいいおばあさんだと思っている、自覚のないいじわるばあさんはいる。

2017年6月21日 (水)

#イマソラ#ヒトリ

つづきの会兼題「記号」。

今月のつづきの会の宿題は、雑詠5句と題詠「記号」5句だった。
句会や勉強会は、2句出しのところが多い。せいぜい3句。たとえば記号で考えていくと、まずは具体的な記号を思い浮かべる。文字記号、地図、標識、天気、音楽などなど…。それから記号を比喩として使ってみたり。そんなこんなで2句できあがる。5句となると、そこからさらに発想が広がりました。たとえば、匂いや音も記号だとか、死もひとつの記号になるん じゃないか…とか。
句会や勉強会をされるみなさ〜ん、題詠5句っていうのも、たまにはいいですよ〜。ま、常に5句、10句書いて2句選べばいいんですけどね。

2017年6月 2日 (金)

その手がしなかったかもしれないこと

ねじまき句会、雑詠。

きのう、近所の美容院の軒先のライトにツバメの巣を見つけた。今の家に住んで十年になるのに、知らなかったなあ 。大きめのお茶碗くらいのちっちゃい巣。いかにも都市部のツバメって感じ。親鳥(たぶん)も小ぶりで、なんとなく頼りなさ気。
夜は、竜巻注意報が出て暴風雨になって、「ちょっとツバメ見てくる」と言ったら、「ぜったい桐ちゃんの方が危ない!ツバメを見に出かけた老女を風に飛ばされた看板が直撃って、明日のニュースになる」と止められた。老女って〜〜?!
今朝、見たら無事だった。よかった、よかった。しばらくは、ツバメ経由で出かける。

2017年5月31日 (水)

知っている痛みのように剥くバナナ

俳句の句会で、「中2病ぽい」という評をいただいた句。わはは、ほんま、ほんま。
さらに、「もう少し繊細なくだものだと、完璧な中2病」。ほんま、それな。
呼名するとき恥ずかしかったわ〜。

2017年5月28日 (日)

桐の花めったに笑わない姉が

今日は、はじめて俳句の句会に参加させていただきました。

初夏の句を3句と、会場周辺での吟行句1句、席題「紅花」の5句を出して、ぜんぶ混ぜこぜで清記。9名、45句から6句選。
日ごろ、季語としては使っていなくても季語の入った句はたくさん詠んでいるのに、季語として意識すると使いづらい… 。季語に貼り付いているものが、どうも邪魔になる。川柳では、どっちかと言うと、ことばに貼り付いているものを剥がして、新しい使い方をしたいと思っているからかな。ま、まだ1回では分かりませんが。
評のポイントは、川柳と大きくは変らなかったけれど、メンバーが若くて句材も仕立ても読みもとにかく自由。川柳では若い、若いって言われるけど、トシを感じましたわ〜。

タイトル句は、初夏で詠んだ句。俳句には「めったに笑わない弟」で佳句があるとか。検索してみましたが見つかりません。どなたかご存知の方いらっしゃいましたら教えてくださいませ。

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