2017年3月26日 (日)

ストローなからだながれるるうりーど

ねじまき句会、雑詠。

この句の評価のポイントは、Lou Reedの表記が成功しているかどうか(夏井いつき先生風に)。ちがうか。作者としては、そこ。もちろん縦書きで。

2017年3月24日 (金)

三月の水にもたれている金魚

うちの金魚ときたら、どんどんぐうたらになってくる。鉢にだら〜んと身を預けたり、底に寝そべる姿は、まるでソファの私。もしかして、見てる?

4月の新聞川柳、題「麦」の選と選評は送付済み。そして現在募集中の題は「疑う」。題を決めたのは先月末だったのだけど、まさかこんな状況になるとは…。時事句が増えるかな?まあそれはそれで、時事をどう詠むか取り上げるいい機会になるかも。5月の掲載時にはどう展開しているのだろう…。新聞や雑誌の見出しにならないように、なるべく普遍的なところをつまみ出してほしいな。

2017年3月20日 (月)

言うなれば武井武雄の鬼の頃

ねじまき句会に行けなかった。

題詠は「頃」で、タイトルは出さなかった句。説明だし、武井武雄頼み。でも、なつかしいなあ〜、武井武雄。
ただいま、欠席選句中。参加した方々のコメントが聴きたかった句がいっぱい。

2017年3月13日 (月)

墨 作二郎を偲ぶ会

昨年、十二月に亡くなられた墨作二郎氏の追悼句会が、下記の通り開かれます。

日時  3月30日(木)

場所 堺市総合福祉会館 大研修室(tel.072-222-7500)
        南海高野線 堺東駅下車

開場  午前11時・出句〆切12時 2句出し (昼食は近辺でお済ませください)

大会開始 午後1時

お話 墨作二郎を偲ぶ  森中恵美子
    墨作二郎の軌跡  小池正博
    遺句集「韋駄天」について  本多洋子

句会  兼題 「遊」  京都市 筒井祥文
     兼題 「行」  京都市 桑原伸吉
     兼題 「点」  高槻市 笠島恵美子
     兼題 「鐘」  守山市  德永政二

当日、会場後方に、墨作二郎氏の句集や、色紙、蔵書の一部が並べておりますので、ご自由にお持ち帰りください。

2017年3月 8日 (水)

ひとりさんぽかい@赤穂

散歩会がなくなったので、一人でやってみることに。どうせなら、新聞柳壇に投句くださっている方々が、どんな景色のなかで詠まれているのか見に出かけようと思い立つ。
まずは、西の端っこ赤穂から。最初なので、失敗が多い。駅で自転車を借りたので、あっちもこっちもと欲張って駆け足になってしまった。もっと的を絞って、じっくり観て書いた方がよかったように思う。そして、むずかしいのが選句。まあ、いろいろ試してみよう。
川柳と蕎麦とパンという、よくばりな裏コンセプトもあり。お昼は牡蠣蕎麦、さすがぷりんぷりんの大きな牡蠣が5つものっていた。「あこうパン」というパン屋さんは、ものすごく種類が多くて、「納豆パン」や「鱧の梅肉パン」などかなり攻めている 。「歯がいらないくらいやわらかいパン」など、ネーミングも攻めていた。

  いつからか井戸は男の声になり

  城跡のうつろへすっぽりと入る

  死のすこし手前にあった停留所

  人形のたましひ抜けて梅ひらく

  お紅茶という人の喉へお紅茶

2017年3月 5日 (日)

「時実新子を読む」

神戸文学館、「時実新子を読む」にお運びいただきました皆さま、「いま、こころに響く新子句」をお寄せいただいた皆さま、ありがとうございました。

今回の「新子を読む」は、「川柳ジャーナル」時代。30代後半の時実新子は、伝統と革新の狭間で激しく揺れながら、新子川柳と言われる詩性をふくんだ私川柳を確立する。
古川柳、伝統川柳からの脱却をテーマに掲げた川柳ジャーナル誌上には、思い切った抽象表現の実験的な句を発表していたが、師川上三太郎の死を挟んで、作品は抽象から具象へと変化している。ただし、伝統川柳へ回帰するのではなく、革新川柳を通して開発した新しい表現方法をもって独自の現代川柳を摑み取っていた。
自分の納得のいく川柳を書くというのは、容易なことではない。新子は、ジャーナル誌上に発表した句を、全句集にはほとんど残していない。

余談。行きの阪急電車で吊革につかまっていたら、前に座っていたやさしげなご婦人が「あら、気づかなくってごめんなさい、どうぞ、どうぞ座って…」と立ち上がる。その視線は私の腹部に…。妊婦と間違えられた!!!「いえ、大丈夫です。ありがとうございます」と丁重にお断りする。「妊婦じゃないです」って言えませんよ〜。次の駅で、ご婦人のとなりが空いたので座る。近くで見たらかなりトシいってるなあ…と気づかれただろうか?
青に言ったら、お茶を吹く爆笑。それは、自信がなければ言えないって。会場でお目にかかった方々からは、40代にみえたのよ〜、出産できる年齢に見えたのだからよろこんでいいのよ〜と、ポジティブな励ましを受けた(泣)

2017年3月 3日 (金)

ばあちゃんの家出発泡スチロール

あれは、40代の中頃だっただろうか。ある日、街中のウインドウに映った自分が一瞬わからなかった。現実の私と、イメージの私の乖離に気づいた最初だったと思う。
そこから、その差はどんどんひらいてゆく。見た目だけでなく、あらゆる機能、能力も。

友人と親の老いについて話す。
80代の親の自己認識はせいぜい70代ってことで一致する。かかりつけの医師にデイサービスを勧められて「失礼や」と怒る。補聴器をつけるように言ったら、「そんな年寄りみたいなもん」と拒絶。立派な年寄りだし、会話が噛み合わないのに…。
私たちは、素直なばあさんになろうと誓う。デイサービスにも行こう。左手が必ず負けるようにジャンケンとかも、気はすすまないけどやってみよう。あ、でも「か」のつく言葉をあげましょうとかだったら、桐ちゃんめっちゃ得意そうや(笑)補聴器も、いちばん高いの買うてって言おう。うんうん、肝に銘じておこう。

そして、母はけろっと帰ってきた。家出しても、もう遠くへ行く元気がなくてつまらないって。ほらほらだからデイサービスと水を向けると、あそこは行くところのない人の行くところだって。

2017年2月28日 (火)

二粒の夜と生まれてきた金魚

金魚鉢飛び出し事件で一命をとりとめたあと、金魚は白くなった。人が極度の恐怖や過度のストレスで白髪になるように、金魚も色を失うのか?と心配していたら、徐々に色が戻ってきた。飛び出しで乾燥した鱗が剥がれて、再生したのかもしれない。とにかく、すっかり元の姿に戻ってゆらゆら泳いでいる。

今日は、朝から一日仕事で、夕暮れにゆらゆら帰ってきたら、おばあちゃんが家出したとの連絡。おじいちゃんと、義弟と喧嘩したらしい。85歳です。元気です。
うちに来るのか〜?と、玄関からかたづけていたら、市内のホテルに潜伏中と判明。元気でいてくれるのは、ほんとありがたいんですよ。ありがたいんですよ……(泣)

2017年2月22日 (水)

印象吟

先月につづき、つづきの会は印象吟。1題5分程度、出句無制限。3〜5句/1人×7人の約30句から5句選。ボツ句にもおもしろい句がいっぱい。人も追いつめられたら、毒とかガスとかいい匂いとか変な声とか、なんか出ちゃうらしい。

「紫水晶のペンダント」
熟れてしまった岩波文庫の葡萄

「黒犬と花野の絵」
影をみている影より黒い犬

「カワセミ写真集」
くちばしに挟まれている二月二一日

「レトロな箱入りマッチ」
桃を剥く何もすることがなくて
老老介護安全燐寸擦る

「亀の子束子」
なまこにならなれそうな気がするたわし

「抜けた親不知」
舌先で穴の深さを測ります

「ゴリラの写真」
高倉健はゴリラに学んだのだろう

2017年2月10日 (金)

 散歩会@何必館・京都現代美術館

とうとう最後の散歩会。雨にはじまり、やがてみぞれに、句会場へ移動するころには大きな綿雪に。いっそう思い出深い一日になりました。
5階の光庭では、丸くくり抜かれた天井からみぞれが絹糸のように、はだかの桜と苔へとめどなくすべり落ちてくる。陳腐な表現になるけれど、洗われるようで、ずっと見ていたい眺めでした。
「何必館(かひつかん)」は、学問でも、芸術でも人は定説にしばられ自由を失ってしまう。定説を「何ぞ、必ずしも」という疑う精神を持ちたいという、梶川館長の思いから名付けられたとのこと。
川柳を「寛容の文芸」と言われた墨作二郎氏。散歩会のしめくくりにふさわしい場所でした。本多洋子さん、笠島恵美子さんには、長い間ほんとうにお世話になりました。ありがとうございました。

  何層も重ねて夜が出来上がる

  文字というよりはためらい傷でした

  かなしみはひっきりなしに銀の魚

  胸なんてなくてよろしい木瓜の花

  赤すぎるのも闇っぽいよね

  もっと本気出して二月逃げなさい

  おしまいの回の字幕は雪でした

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